言葉が遅い子は頭が良いかというと、必ずしも賢いわけではありません。
ただ、言葉が遅い子でも、頭が良い子がいるのも事実です。
本記事では言葉が遅い子は頭が良い、という噂の真相に迫っていきました。言葉が遅い子への親ができる事もまとめているので、ぜひチェックしてみてください。

言葉が遅い子は頭が良いって本当?
言葉が遅い子は頭が良いといわれますが、本当なのでしょうか?
言葉を発するのが遅いと「もしかしてうちの子、発達障害なの?」と心配してしまう方もいる反面、言葉が遅い子は頭が良い、という主張もあります。
絶対的な答えはない疑問ではありますが、できうる限りの調査をしてみたので、まずは「言葉が遅い子は頭が良いのか」という疑問に対するネット上の口コミを見ていきましょう。
言葉が遅かったが今では高学歴
3歳までは言葉が遅い子だったが、結果的に高学歴になったという口コミがあります。
うちの子もまだ喃語💦
3歳まで歩かない言葉も遅い発達障害かも状態だった知人は今学歴も頭良いです。
1日構われてた&3歳まで殆ど話さなかった知人は今他言語もペラッペラで外資でバリバリ仕事してます。
先生が子供によっては気分のらないと出来てもしないって( •́ .̫ •̀ )— 蓮華@大和国 (@Lys_Stephanie) July 30, 2019
3歳まで歩きもせず言葉も遅かったら、親御さんは何か障害があるのではと心配になりますよね。
しかしそのような子でも、今では他言語も話せてバリバリ仕事をしているとのこと。たとえ言葉が遅くても頭の良い人はいるということがわかります。
言葉の遅い子はよく考える頭の良い子
2歳ぐらいまで話さない言葉の遅い子が、中学になると成績の良い頭の良い子になった、という口コミがあります。
言葉遅い子は声に出さないだけで、よく考える頭のいい子だから大丈夫だって実母が申しておりました😊
やっぱりその通りなのかも✧︎
言葉が遅いって言い方がアレですね!
内に才能を秘めた子なんですよね(笑)— TCチャン (@TC38815347) November 2, 2019
こちらの方の親御様のお考えでですが、言葉の遅い子はその分よく頭で考えてる賢い子だ、という持論を展開しています。
たしかに考えなくペラペラしゃべるよりもじっくり考えていて、アウトプットまでできてないだけかもしれませんね。
言葉が遅いけど賢いと感じる
言葉が遅いけど賢い、と感じている親は思いのほかたくさんいました。
息子氏、言葉遅いくせにやたらと頭回るんだよなぁ…こっちも先回りして頭使っていかないとな。負けねぇ…
— 栞 (@siori_sugar) June 26, 2019
うーん、甥っ子ちゃんも療育の支援所的なとこいくのかなぁ。ちょっと言葉遅いもんね。頭はとてもいいのだけれど。
— 天敵🥕M(mito)@余力がない (@toybox_mim0mim) January 12, 2022
実はうちの娘も3歳まであまりしゃべらず、どちらかというと言葉は遅い方でした。
4歳頃になると、人並みに話はじめてくれましたが、たしかに「かしこっ!」と感じる場面は多いです。
我が家の一例ですが、以下のような話をしてくれたことがあります。
煙突を見て「見て!えんとつから雲が出てるよ!くもりの日はえんとつのせいなのかな。。。でも白い雲ばかり出てるけど、雨が降る雲と降らない雲があるのはなんで?」
えんとつから出る雲を見て色んな考えを巡らしてて想像力豊かで賢いな、と感じた瞬間でした。他にも、、、
私:もう!○○先生にいっちゃうからね!
娘:やだ!
私:誰になら言っていいの?
娘:~~先生(昔の習い事の先生でもう会えない)ならいいよ
5歳の時の話ですが、絶対会えない人の名前を瞬時に出して親を黙らせた瞬間だったのですが、これまた賢いな、、と関心した瞬間でした。
いずれも3歳まで言葉を話せなかった子なんですが、コミュニケーションも取れてますし、子供らしい想像力豊かな発想もできるようになっています。
言葉が遅い子は言葉を発するのが遅いだけで、親の言葉をしっかり聞いて、考えています。
言葉の発達には個人差があり、子供の性格にもよります。言葉が遅いと絶対頭が良い、というわけではないと思いますが、実際に賢くなった人や、頭いいと感じる場面は良くあるようです。
このことから、言葉を発するのが遅い子は頭が良いというのは、あながち間違っていないのかもしれませんね。
年齢別にまとめた記事がよく読まれているので、幼児教育に興味がある方はぜひチェックしてみてください。
あの有名人も言葉が遅いけど頭が良い子だった
言葉が遅いけど頭が良い子だったといわれる、有名人がいるので、紹介いたします。
- エジソン
- アインシュタイン
- モーツァルト
エジソン、アインシュタイン、モーツァルトは5歳前後になっても言葉を話すことができなかったといわれています。
言葉は遅いことは、一つのことに特化した才能のある人の特徴なのでしょうか。天才と言われる歴史上の人物のエピソードを詳しく解説していきます。
エジソン
言葉が遅いけど頭が良い子だったといわれる一人目の有名人は、偉大な発明家エジソンです。
84歳の生涯で1300もの発明品を生み出した発明王といわれるエジソンも、幼少期は「落ちこぼれ」と言われていました。
エジソンは言葉の発達も遅く、発達障害だったとも言われています。そのせいか小学校では問題児扱いをされ、3ヶ月で退学させられたのは有名な話です。
エジソンはこのように初めから天才だったわけではなく、幼少期は言葉も遅く、他の事変わっていたのでしょう。
そんなエジソンの才能を開花させたのは、母親の理解が大きかったといわれています。
小学校を退学になったエジソンは、家で母親と勉強し、けっして周りと比べて悲観することなく、子供のエジソンの好きなように勉強させてそうです。
そして、自宅で好きなだけ発明に打ち込めるような環境を整えて、エジソンを支えることで、後の発明王となったのです。
アインシュタイン
言葉が遅いけど頭が良い子だったといわれる二人目の有名人は、20世紀最大の理論物理学者アインシュタインです。
アインシュタインは言葉を発するのが遅く、5歳頃まで声をほとんど出さなかったと言われています。
アインシュタインは言葉が遅かったせいか内気な性格で、学校でも一人でいることが多かったようです。しかし、こと数学や物理学に対しては非常に高い関心を示したといいます。
9歳の時にピタゴラスの定理の存在を知り、寝る間も惜しんで自ら定理を証明した、というのは有名なお話です。
アインシュタインが言葉を発するのは遅かったのは事実ですが、後の功績はノーベル賞を受賞するほどすごい功績を残しています。このことからも言葉が遅くても、賢い人は存在することがわかりますね。
モーツァルト
言葉が遅いけど頭が良い子だったといわれる三人目の有名人は、天才音楽家モーツァルトです。
数多くの名曲を輩出しているモーツァルトですが、典型的な注意欠陥多動性障害(ADHD)だったと言われています。
実のところ、モーツァルトは言葉が遅かったかどうかは定かではありませんが、3歳からチェンバロ(ピアノのような楽器)を弾き、5歳の時には作曲をしていました。
モーツァルトは父親とヨーロッパを旅しながら演奏会する中で、イタリアを旅している間にスペイン語をマスターしてしまったといいます。
子供のことを理解し、いっしょになって成長していくことが子供の才能を見つけ、伸ばすコツなのかもしれません。
言葉が遅いから頭が良い、というよりも、子供を信じて寄り添ってあげる事が、結果的に子供の才能を伸ばしてあげる事につながるのではないでしょうか。
言葉が遅い子に対する親のアプローチ
言葉の遅い子には、親のアプローチが必要です。
言葉が遅くても大丈夫、と思って放置するのではなく、先も述べたように寄り添いながら子供にアプローチしてあげることが大切です。
そんな言葉が遅い子に対する親のアプローチで大事なことは、次の3つです。
- 子供に対していつも声かけする
- 個性だと認めてあげる
- 読み聞かせなどを生活にくみこむ
基本的にことですが、やはり親の日々の声かけが重要です。声掛けの仕方で、語彙力を増やせたり、単語の意味を理解しやすくできたりするのは間違いありません。
子どもに対していつも声かけする
言葉が遅い子に対する親のアプローチは、子供に対していつも声かけをすることです。
親がほとんど話しかけをしなければ、子供は言葉を理解できないのは当たり前ですよね。ただし、声かけにはポイントがあります。
- 親が先回りして話さないこと
- できるだけ2語で話しかけること
子供を見ていると子供が何を欲しがっているのか、何をしたいのかがわかりますよね。
そうすると子供が意思表示をする前に、
「これが欲しいの?」
とついつい先回りして子供の要求を満たしてしまいがちです。そうすると子供は言葉の必要性を感じなくなってしまいます。
例えば、ジュースが欲しければ、「ジュース、ちょうだい」って言うんだよ。
と伝えてあげましょう。
子供に対していつも声かけをして、まずは伝えることの楽しさを教えることが大切です。
個性だと認めてあげる
言葉が遅い子に対する親のアプローチは、個性だと認めてあげることです。
親が声かけを十分にしているのにもかかわらず、言葉が遅いと心配になりますよね。でもそれは、子供の言葉の受け取り方がゆっくりの子なのかもしれません。
聴力や行動に問題がなくても、アインシュタインのように3歳〜5歳くらいまであまり話さない子もいます。
子供だって、おしゃべりが好きな子もいれば、おとなしい内向的な子もいますよね。
内向的な子は=言葉が遅いと思われがちですが、言葉を発しないだけで言われていることはきちんと理解できています。
読み聞かせなどを生活にくみこむ
言葉が遅い子に対する親のアプローチのポイントは、読み聞かせなどを生活にくみこむことです。
絵本の読み聞かせは親子ともに楽しめる遊びの一つですよね。
絵本に書いてある絵を指差しながら読んであげると、親が読み聞かせる言葉と絵を結びつけて理解することができます。
子供にはママのことば1番響くので、ママが言葉を発するということにまず興味を持ってもらいましょう。
絵本は視覚と聴覚を鍛える1番よい練習方法なので、言葉が遅くて心配ならたくさんの絵本を読んであげてください。
言葉が遅いという個性を大切にしよう
言葉が遅いことは悪いことではなく、その子の個性です。周りの子と比べて、心配になる親御さんもいるかと思いますが、心配しなくても大丈夫です。
言葉が遅い=ぜったいに頭が良い、ということはなかったですが、子供への接し方で十分賢い子になる可能性はあります。
大事なことは言葉を発してなくても、興味を示していることに注力させてあげ、色んな経験をさせてあげることです。
何して良いかわからない、という方は幼児教育の本や通信教育に頼るのも選択肢の1つです。
とくに通信教育は子供の感性を刺激できるものがたくさん届きます。日常であまり刺激を与えてあげれてないかも・・という方は、一度幼児向けの通信教育教材を検討してみてはいかがでしょうか。
はじめてのお勉強・知育という子には、こどもちゃれんじ・幼児ポピーがおすすめですよ。
こどもちゃれんじやポピーは、ことばの発達を促すおもちゃや教材がたくさん届きます。いろんな遊びの紹介や、せいかつの学びも豊富なので、子供の興味関心の幅も広がりますよ。
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