通信教育

タブレット学習は効果なし?幼児・小学生が1年間取り組んだ結果から考察

タブレット学習は効果なし?幼児・小学生が1年取り組んだ結果から考察

タブレット学習には効果があると、文部科学省が明確に発表しています。

タブレット学習の効果を受けた児童のテスト点数と、タブレット学習の効果を受けていない児童の点数は5~10点ほど差があると明らかになっています。

国によって明確にタブレット学習の効果があると発表されているわけですから、「タブレット学習に効果なし」と一方的に断ずることは難しいです。

しかし、タブレット学習を惰性でしているだけで効果が出ません。適当に入力しても問題を解けるため、真面目に取り組まなければタブレット学習の効果はでないです。

タブレット学習の効果が出やすい環境をつくってあげたり、真剣に取り組んでくれるように適切なアプローチをしたりしないと、効果を出すことができないでしょう。

つまり、タブレット学習をするだけで効果が出るわけでは無いのです。親も子も真面目に取り組んでいければ、タブレット学習は効果なしとなってしまいます。

本記事ではそんな「タブレット学習の効果」について紹介していきます。実際にタブレット学習に取り組んでみた感想も紹介していくので、ぜひ最後までチェックしてみて下さい。

ちゃこ
ちゃこ
この記事を読んでタブレット学習がやりたい!と思った人は「幼児向けタブレット学習まとめ」「小学生向けタブレット学習まとめ」の記事もチェックしてみてね♪

文部科学省が「タブレット学習は効果あり」と認定

タブレット学習は効果がある、と文部科学省が明確に発表しています。

今、文部科学省はICT教育としてタブレット学習を全面的に推し出していますが、その裏付けとして本当にタブレット学習に効果があるのか様々な調査を行っています。

調査の一環として、小学校と中学校、高校それぞれにタブレット学習をやった児童とやらなかった児童に分け、テストの点数がどう変わるかを文部科学省が調査しました。

小学校児童2155人を対象にしたタブレット学習の効果を検証してみたところ、すべての教科において4~7点ほど点数がアップする結果になっています。具体的の結果は以下の通りです。

教科 タブレット学習をした児童 タブレット学習をしていない児童 点数の差
算数 82.1点 76.2点 5.9点
社会 73.3点 66.6点 6.7点
理科 86.8点 82.1点 4.7点

 

中学校・高校の生徒852人を対象にしたタブレット学習の効果を検証する結果は、すべての科目において5点から10点ほど成績がアップする結果になりました。各科目の結果は以下の通りです。

教科 タブレット学習をした児童 タブレット学習をしていない児童 点数の差
算数 78.8点 73点 5.8点
社会 71.9点 61.4点 10.5点
理科 57.5点 50.1点 7.4点

文部科学省が行ったタブレット学習の効果検証の実験結果としては、全てにおいてタブレット学習をしていた児童の方が、していなかった児童よりも成績が良い結果になっています。

この結果をバックボーンとして、文部科学省はタブレット学習に効果があると太鼓判を推しているわけです。

その他、文部科学省はタブレット学習の意欲に効果があるのかどうかも調査していますが、すべての児童に学習意欲の向上が見られたと結論づけています。

学力の向上もでき、学習意欲も上がるということから、今後も文部科学省はタブレット学習は効果ありと判断し、ICT教育の推進していくとしています。

タブレット学習が効果なしと言われる理由

日本の教育を全て一身に受ける文部科学省が「タブレット学習は効果があり」と認めているにもかかわらず、タブレット学習が効果なしと言われている意見は少なくありません。

簡単にまとめると、こんな意見が多いです。

  • 選択問題形式なので適当に答えても成立する
  • タブレットには勉強以外の誘惑が多い
  • タブレット学習は途中で飽きやすい
  • ご褒美のゲームが勉強の動機になってしまう
  • 机で学ぶ習慣が身につかない
ちゃこ
ちゃこ
知ってる話も多いかもだけど、口コミとかでよく言われている事を念のため紹介しておくね!

選択問題形式なので適当に答えても成立する

タブレット学習は基本選択問題が多いです。選択問題形式なので適当に答えても成立するのが難点です。

選択肢で解く問題

従って、じっくり書いて学ぶ学習が少ないので「考える力」が身に付きにくいのが心配な点です。

ちゃこ
ちゃこ
スラスラ進んで効率よく学べるって考える事もできるけど、紙教材に比べると少し劣るポイントだよ!

タブレットには勉強以外の誘惑が多い

タブレットには勉強以外の誘惑が多いです。専用タブレットがある教材なら誘惑も少ないですが、タブレット学習の中には、iPadなどの市販タブレットで行うものもあります。

そんな環境下では、余計な誘惑のせいで「お勉強へ向き合う時間」が短くなってしまいます。具体的な”誘惑”はこんな感じです。

  • 他のアプリをしたくなる
  • インターネットを使ってしまう
  • Youtubeなどを見てしまう
  • カメラやお絵描きで遊ぶ

昨今では幼児・小学生なら、タブレットを使える子も多いので対策をしておかないと、せっかく取り組む「おうち学習」の効果が発揮できません。

勉強へ取り組む姿勢が身に付かない

勉強へ取り組む姿勢が身に付かないので、タブレット学習には効果はないという意見もあります。

子供にとって、タブレット学習はとても楽しいので「お勉強やろう」という感覚ではなく「タブレットで遊ぼう」という感覚で取り組む場合も多いんですよね。

でも幼児・小学生の頃に育みたい事って「お勉強へ取り組む心」だったりしませんか?

  • お勉強へのやる気
  • 遊びたいという気持ち

タブレット学習だと、どっちの気持ちでお勉強をしているのか、わかりにくいんですよね。

ちゃこ
ちゃこ
自ら取り組んでくれる事自体はいいんだけどね。内心どう思ってるのか少し不安だよ!

タブレット学習は途中で飽きやすい

タブレット学習は途中で飽きやすいので「効果がない」という意見もあります。タブレット学習に限った話ではないのですが、「遊び」を目当てにしていると急に飽きがちですよね。

ちゃこ
ちゃこ
飽きちゃったら学習効果とか以前の問題だよね!

タブレットで遊びたい!!という感覚だけだと急にやらなくなってしまうので、しっかり目的意識も一緒に育んであげないと危険です。

ご褒美のゲームが勉強の動機になってしまう

ご褒美が勉強の動機になってしまうので「タブレット学習は効果なし」と考える方もいます。

タブレット学習の中には、お勉強した分だけご褒美が貰える仕様のものがあります。例えばスマイルゼミは問題を解いてスターをGETすると、スターの数だけゲームができます。

チャレンジタッチは学習そのものがゲームと融合している内容が多く、楽しくできる反面、遊び要素も強いです。

RISU算数は問題を解いてポイントをためると景品と交換でき、楽天英語ABCマウスは問題を解いてコインを集めると、アプリ内でアイテムと交換できます。

このようにだいたいのタブレット学習で「ご褒美機能」が搭載されているのです。これも賛否両論なんですが、否定的な見方をすると「ご褒美がないと勉強しない子」になる可能性があります。

ちゃこ
ちゃこ
勉強というか子育て全般に言える話だけどね!

机で学ぶ習慣が身につかない

タブレット学習だと子供によってはリビングでやる・ソファーでやる・寝転んでやるという態度になってしまい、机で学ぶ習慣が身につかないという意見も多いです。

タブレット学習は移動中にできるのもメリットの1つ。そう言われる事もあるのですが、机で学ぶ習慣をつける効果は確かにつきにくいかもしれません。

タブレット学習は効果なし?実際に受講してみた

タブレット学習が効果なしと言われている理由が、本当なのか検証してみるべく、実際にタブレット学習を受講して効果があるのかないのか身をもって経験することにしました。

ちゃこ
ちゃこ
我が子にとってタブレット学習は効果があったのか、1つずつ実体験ベースでお話ししていくね♪

健康面の不安がいつもつきまとう

タブレット学習とさせていると、健康面の不安がいつもつきまといました。

タブレット学習は目が悪くなるというデータはないのですが、昨今子供の近視が増えているのも事実です。紙教材と比べるとやはりブルーライトの影響が大きく、目の心配は正直絶えません。

スマホ世代という事もあり、目の心配はこれからもずっと付きまとうと思うので、うちの場合は「ブルーライトカットシート」等を貼り対策しました。

ちゃこ
ちゃこ
目が悪くなるなんて学習効果以前の心配だからね!やるならちゃんと時間も決めて集中的にあやらせてあげよう♪

自分で考える癖がつきにくい

タブレット学習では自分で考える癖がつきにくいと感じました。なぜなら、間違うとヒントが出ますし、アニメーションで誘導してくれるから。

このように、タブレット学習は1人でも進めやすいように工夫されているので、「悩み抜く」という学び方は苦手です。

もっとも、幼児~低学年の頃は勉強が嫌いになるリスクもあるので、躓きすぎるのも良くないのですが、紙教材に比べると誘導はかなり親切ではありました。

ヒントや回答が出る画面

例えばスマイルゼミなら3回間違うと、このように答えが出て解説が始まります。1人でも理解できるように丁寧に進めてくれますが、やり方がまずいとわざと間違えて進めていたようです。

ちゃこ
ちゃこ
タブレット学習は楽なんだけどたまにはちゃんと解けてるか、進め方は間違ってないか見てあげる事も大切だよ!

問題を自動で読み上げるので読んで考える工程がない

タブレット学習は自動で問題を読み上げてくれるため、目で見て、読んで、考えるという工程を省いています。

幼児期は親が読む手間が省けるので、ありがたいポイントなんですが、小学生になると「問題を読んで理解する」という工程が育めません。

はりー
はりー
タブレット学習をする際は学校の宿題や本を読む、って事をしっかりやるか、こどもちゃれんじ進研ゼミ小学講座(オリジナル)ポピーなどの紙教材を検討してあげてね!

効果が出るタブレット学習の選び方・取り組み方

タブレット学習をやっていて気づいたのは、むやみやたらにタブレット学習をやらせても効果が出ないということです。

効果が出るタブレット学習をしたいのであれば、学習教材そのものの選び方や、教材に対する取り組み方を工夫しなくてはいけません。

タブレット学習を何社も実際に受講しているうちに、効果が出る選び方や、取り組み方が見えてきたので、その具体的な方法をシェアしていきます。

紙に書く感覚に近いタッチペンを使う教材を選ぶ

タブレット学習をするなら、紙に書く感覚に近いタッチペンを使う教材を選びましょう。

タブレット学習はタッチペンで書くんですが、物によっては書きにくい物もあります。今は改善されてますが、チャレンジタッチも一時期「書きにくい!」といった口コミがありました。

チャレンジタッチの口コミ・評判を見る

スマイルゼミとRISU算数のタッチペンを比較

例えばこれは、上がスマイルゼミ・下がRISU算数です。スマイルゼミの専用タッチペン
先が細くてかたいのが特徴。スマイルゼミのペンはタブレット学習の中でもずば抜けて書きやすく、紙に書く感覚に限りなく近いです。

こんな感じで3歳児でもスラスラ書けます。スマイルゼミはペン以外もタブレットのスペックが良いので『スマイルゼミのタブレットスペックが凄い』の記事も見てみて下さい。

一方でRISU算数のペンは、市販品でもよくある先が丸いタイプ。このペンは先が柔らかいので「書き心地」が鉛筆とかけ離れているんですよね。

ちゃこ
ちゃこ
紙に書く感覚と結構違うから幼児・小学生の頃に多用させたくはないペンだよ!

RISUは算数特化教材で書く事が多くないので特に気になりませんが、他の教材なら対策を考えてあげた方が安心です。

例えば、国語など書く学びが多い教材はペンだけ買うのもありですし、お絵描きや紙に書く習慣は別でちゃんと考えてあげるのもアリです。

ゲーム形式の問題は後回しにさせる

ゲーム形式の問題は後回しにさせることもタブレット学習で効果を出すために大事です。タブレット学習はゲーム感覚で学ぶ問題が多いです。代表的な物はチャレンジタッチですね。

こちらは九九をゲーム感覚で覚えていく学習になります。こうやってみると「ゲーム感強すぎるかな?」と思うかもしれませんが、九九を覚える事に関してはめちゃくちゃ早いです。

はりー
はりー
本当にすごい勢いで習得していくよ!

しかしゲームばかりやってしまうと、「お勉強をする」という意識が芽生えないのが難しいところです。大きくなった時に「ちゃんとお勉強と向き合える子」になって貰うためにも、【取り組ませ方】は気をつけてあげましょう♪

具体的な取り組ませ方は、ゲームの学習は基本の問題が終わってからにするのがおすすめ。

ゲームをやりたがるのは、子供だとある程度は仕方ないと思います。ゲームを禁止すると、やる気の低下にもつながるため、「ご褒美」的な位置づけでやらせてあげると、お勉強にもなって一石二鳥です♪

ただやはり「ゲーム自体がちょっと・・・」という方もいると思いますので、そんな方は思い切って紙教材から始めて見ると良いと思います。

はりー
はりー
タブレット教材は確かに紙教材と比べると、お勉強感があんまりないからね💦じっくり勉強する習慣をつけたいって人は、紙教材を検討してあげてね♡

進研ゼミにはチャレンジタッチだけでなく、紙教材のオリジナル版もあるので、机でしっかりお勉強してほしい方は、紙教材を検討してみてくださいね♪

チャレンジタッチとオリジナル(紙教材)を徹底比較

好きなところばかりさせずにバランスよく学習させる

好きなところばかりさせずにバランスよく学習させるよう、お子様にはたらきかけてみてください。タブレット学習はやり方を間違えると、好きな所ばかりやる傾向があります。

スマイルゼミの今日のミッション

例えばスマイルゼミではこのように「きょうのミッション」としてやる事を明確にしてくれますが、それを飛ばして、自由に進める事もできてしまいます。

基本的にはバランスよく進めやすいように、カリキュラムを組んでくれる教材が多いです。しかし、親がある程度管理してあげないと、苦手な所がほったらかしになる事もあります。

ちゃこ
ちゃこ
タブレット学習は親側が楽すぎて放置しがちなんだよね!ちゃんと進捗を見てバランスよく取り組ませてあげてね♪

タブレット学習は効果あり!取り組み方・選び方に注意

文部科学省が言う通り、しっかりと取り組めばタブレット学習は効果があると思います。ただし、適当に教材を選んだり、真剣に取り組まなければタブレット学習は効果が出ないでしょう。

今回、紹介した内容を参考にして、より一層タブレット学習の効果が出るように取り組んでみてください。

タブレット学習のメリット・デメリットはこちらで解説

なお、タブレット学習だけでは心配という方は、紙教材も取り入れた通信教育をやってみてはどうでしょうか。紙教材を効果的に使う事も、これからの学習では大切です。

まずはメインに学習する教材が、タブレット学習なのか・紙の教材なのかを決めてあげれば問題ありません。我が家の場合、幼稚園や学校で紙教材とタブレット学習、ともに取り入れて学ばせています。

単独だと効果なし、と感じる面もありますが、紙教材もうまく使いながらやれば正直あまり気にせず学習できています。

ちゃこ
ちゃこ
何事もバランスよくやるのが大事だよ♪学校や幼稚園では紙でしっかり学ぶし、家ではタブレット学習って人が最近は増えてきてるよね。

もしこの記事を読んでタブレット学習がやりたい!と思った人は、タブレット学習教材をまとめた記事もチェックしてみてくださいね♪

ABOUT ME
ちゃこ
ちいく村の運営者「ちゃこ」です。本業では特許を20件以上出願している研究者ママ♡子供のために20万円以上もつぎ込んで、全教材・通信教育を使ってきた知育オタクです。これまでも研究者目線で100人以上のママに通信教育を紹介してきました。子供の知育教材のことなら私におまかせください♪

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